完全図解で、
● いろんなタイプのEAをテストできて…!
● 信頼できるバックテストができる…!
MT4環境の作り方をまとめていきます。
完全図解でお届け!!!がんばります!!!
まず、テスト用のMT4を新しくインストールします。
必ず、取引を行うMT4とは別に分けて、バックテスト専用MT4を作りましょう。(MT4は、フォルダ名を変えれば、複数インストールしても、同時に起動しても大丈夫ですよ!)
バックテスト用のMT4をインストール
MT4は、業者によって(おせっかいな)カスタマイズがされていることがありますので、「アルパリ」か「FXDD」のMT4を使用することをおススメします。
テストでは、のちほど、「アルパリ」のヒストリカルデータを使います。そのため、アルパリ社の(余計なことをしない)MT4をインストールします。
※ アルパリでは、日本在住者は口座開設ができませんが、デモ口座は作れますよ!
このページで、Open Demo Account を探して、デモ口座を開いてください。当然料金などはかかりません。(あ・・・氏名・住所などは適当でも大丈夫です。メールも捨てアドでも…)
…どうしても開設できない…という方は、こちらからインストーラーをダウンロードしてみてください(自己責任でお願いします >< )
下はうちの環境の例ですが、カスタマイズから、インストール場所を【テスト用と分かりやすい場所】にしておくことをおすすめします。
バックテスト用 MT4の設定・チューニング
次に、バックテスト用にMT4をチューニングしましょう。
● 初期チャートを閉じる
余計なヒストリカルデータを拾ってこないように、あらかじめ、初期状態のチャートは閉じてしまいましょう。×ボタンでチャートが消えます。
● 最大バーの設定
かんたんに言えば、MT4が「どれだけの期間を見れるか?」を設定するところ。業者ごとに設定が違うことがあるので、最大値を入れておきます(長期間のテストができるように。)
ツールから「オプション」を開きます
チャートタブ で、以下の
【ヒストリー内の最大バー数】
【チャートの最大バー数】
に、99999999999999…と、9を最大まで入力しておきます。
(あとで、自動的にMT4の最大数 2147483647 に修正されます。打ち込みミスを防ぐため、99999…と入力します)
● 余計なニュース機能・サウンドなどをオフにして軽量化
音声設定 タブで、【有効にする】のチェックを外しておきます。
もちろん、お好みで鳴らしたい場合はそのままチェックをいれておいてOKです。
次に、サーバー のタブで、「ニュースを有効にする」のチェックも外しておきましょう。ニュースはいりませんw
● ヒストリカルデータの上書き対策
通信していると、どんどんヒストリカルデータが溜まっていく(上書きされてしまう)ので、オフラインで正確に作業できるよう設定します。
そのまま サーバー のタブで、
【プロキシサーバーを有効にする】にチェックを入れ、【プロキシ】をクリック。
サーバー のところに、適当な半角文字を入れて、OKをクリックすればOKです。
OKを押したら、そのままオプションタブを閉じてください。
● (任意)period_converter_ALL のインストール
【period_converter_ALL】は、1分足のデータから、いろいろな時間足のデータを自動作成してくれます。
別記事で紹介する、History Converter を使えば、別時間足も作成できるので、任意です
メタクオーツ社 公式コミュニティ MQL5 で配布されています。
画像の赤四角のところで、右クリック→名前を付けてリンク先を保存で、すきなところに保存しておきます。
補足:より正確な長時間足を作りたい場合
このmq4には制約があり、「最新時間足の生成が行われない」「週足・月足のOpen時間が正しく設定されない」という問題があります。
良質なEA作者さまでもある、nekonote 様が、詳しい解説と、修正スクリプトを作ってくださっています。初心者の方には少し難しいかもしれませんが、少し長時間足を使うEAを正確にテストしたい場合、以下のリンクも参照してみてくださいね。
nekonote 様:週足・月足が正しく作成されるように、PeriodConverterを改造する
nekonote 様:案外知られていない、MT4添付スクリプト「PeriodConverter」のバグ(正しくは制約)
MT4で、「ファイル」→「データフォルダを開く」を選び、フォルダを開きます。
「MQL4」→「Scripts」と、進みます。
このフォルダに、先ほどダウンロードした【period_converter_ALL.mq4】をコピーすればOKです。フォルダ内は、下の様な画像になります。
ここまで終わったら、一度、MT4を再起動しましょう。
次回の作業( アルパリ ヒストリカルデータの入手 )
これでバックテスト用のMT4が完成です(軽量化済み)。
次回は、ヒストリカルデータの入れ替え についてまとめたいと思います。
をご覧ください。